豊島区の椎名町に江戸御府内88ヶ所の寺院がある。
南口を出てすぐの所の第76番・金剛院だ。
もともとは戦国時代に創建されたが、元禄時代の火事で焼け、1709(宝永6)年頃にこの地に再建されている。
朱色の門は1780(安永9)年建立で、豊島区の指定文化財である。
境内に入り突き当りが本堂。
その手前左には大師堂がある。
文化財もいろいろとある
例えば、馬頭観音(右)に庚申供養塔(中央)など。
背後に建つ2枚の板碑は区の指定文化財。
修行大師像。
その周りの地面には四国霊場の砂が収められたお砂踏み霊場がある。
この像は“マンガ地蔵”とある。
なるほど、ここはマンガの聖地トキワ荘跡からも近い。
本堂の左手奥にある智観比丘尼の碑。
この地で寺子屋を開き、子供たちの教育に尽くしたのだそうである。
また、墓地の方に向かうと、
“安穏地蔵”なる六つ地蔵像がある。
“密厳霊塔”。
中央に観音像が建っている。
門前にある長崎不動尊。
さらに、門前を左に進むと、長崎神社がある。
もともと金剛院は、この長崎神社の別当寺であった。
祭神は櫛名田比売命(くしなだひめのみこと)で、もともとは「十羅刹女社」とも呼ばれていたが、
1872(明治5)年に須佐之男命を合祀して長崎神社と改められた。
この手水鉢は1733(享保18)年の奉納で、「十羅刹女」と記されている。
こちらが拝殿。
摂社の長崎招魂社。
椎名町に88ヶ所寺院は一ヶ所切りなのだが、
その周りも含めて実に見ごたえがあった。

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